みなさんお久し振りです!

スタジオアクトワンでレコーディングをしております。山田です!

本日は、最近の音楽シーンと切っては切り離せない”アコースティックギター”の録音方法について持論をいくつか。




  1. モノラル(マイク1本)での収録
  2. ステレオ(マイク2本)での収録


モノラル(マイク1本)での収録



Lowメインセッティング





ギターのホールに対し、上からおよそ45度くらいからマイクで狙う方法。

ギターに張ってある6本の弦のうち、一番上方にある一番太い6弦をメインに収録することで、太く、ベース音の際立った、パーカッシブでグルービーなサウンドが得られます。

コシのある、力強いサウンドなのですが、一方、1.2.3弦を使った細やかなアルペジオには向かなく聞こえます。

上記のように、高弦メインの場合は、弦の響きを録りたい思惑に対し、サウンドホール内にて共鳴反射したのちの音を多く録ってしまうことが要因とされます。



HALLメインセッティング





ギターのホールに対し、90度の角度で正面から狙うマイキング。

ネックとホールの間を狙うマイキングとともに、至極スタンダードなセッティングです。

アコースティックギターならではの、サウンドホールにて増振した弦の響きをダイレクト且つ平均的に録れる、まず間違いなくギターの魅力を収録できる方法です。

これまで世に出てきたCDで多く使われており、みなさんも絶対に聴いた事のあるサウンドです。



Highメインセッティング





 サウンドホールに向け、上下左右共に45度から、上に煽る形で狙う方法。

ホールの響きはいい塩梅に収録しつつ、1弦をメインに、きらびやかに倍音を収録できます。

何よりも音を聴いていただければわかるとは思いますが、低音がないわけではなく、前述の2つのセッティングの音よりかは高音方面に芯がある音になっていると思います。

例えば、ソロギターや弾き語りにてアコギを聴かせる場合に向いてはいませんが、オケに混じらせる場合に大きく役に立つと思われます。

山田は、1、2、3弦にてチャキチャキした、ブラッシングがメインに欲しい時はこの方法にて収録をしております。



ステレオ(マイク2本)での収録








次は、山田の大本命、2本のマイクでの収録です。

山田がアコースティックギターを収録する時は、ほぼ2本のマイクにて収録をします。

今回は、2本のマイクを30cmほど離しホールとネックの間を狙ったステレオでの収録です。

同じポイントを狙う事で音の定位が確定しやすく、特に歌が中心にメインでいる弾き語りに大きく功を奏します。

2本使う事の最大のメリットは、その後の工程で如何様にも幅が効くところです。

見かたによっては、1本のマイクでメインを収録、もう一本は保険として立てて使うといった扱いでもあります。

のちのミックスに合うように、ステレオで使うこともできれば、エッジの効いたブラッシングが必要になった場合、ネック方面に置いたマイクだけを使ったり。

一本のマイクでの収録の時と違い、「欲しいニュアンスが録れなかった・・・」という事が起こりにくく、カバーが効きやすいです。(本来はニュアンスを大前提にマイキングをするべきですが…。)





まとめ

さて、今回は、アコースティックギターの録音の際の山田の方法論としてご紹介をさせていただきました。

楽器の録音は、声録りとは違い、距離、角度、高さ、制限がほぼほぼありません。自由です。超楽しいです。

もちろん一本は愚直に楽器に向かってる事が前提ですが、わざわざ部屋の角に向かってマイクを設置し、本来声ならNGな部屋の響き狙って収録することも多々あります。

自身が思う、”最高に綺麗な音”を追求する事が比較的容易く実験できる楽器なので、

本記事を読まれている役者のあなたも、ミュージシャンのあなたも、アコギを自分で持ってるなら今すぐ持っていなかった場合は持ってる友達を呼んで遊びましょう。

一見単なる空気の振動である音の華やかさを感じましょう!!!




writer / Shigeru Yamada