どうも、いつもお世話になっております!

スタジオアクトワンにてエンジニアして、畑を超えて色んな音をレコーディングしております、山田と申します。

前回に続き、少し高いランク(値段)のマイクを紹介してゆこうと思います!

ちなみに、アクトワン前の街路樹の地盤沈下は、いつのまにやら完璧に補修されていました。ヒトのちからってすげー。


サウンドハウス









【50,000円以下】

さて、前回に引き続き値段別にみてゆきます。

やっと色々なマイクを選ぶことができる価格までやってきましたね。

ちょっとした趣味じゃ手を出しにくい価格までくると、前述の記事にて紹介したマイクとは明確に差が現れてきます。

この価格帯は、非常に有名なメーカーがラインナップされてきます。

実にスタンダードで、例えば外部のスタジオに持ち込みのマイクとして持っていっても、

「あ、それ持ってるなら大丈夫だね。」と信頼を得られると思います。

正直、個人ユースのマイクに関しては、この辺りで十二分なクオリティを得られます。

ぜひ参考にしていただけると幸いです。






【AKG】 C214 (¥32,780 税込)


C214




さて、ついに登場しました、AKG。

メーカーとしては非常に有名で、音響を齧った人間で知らないヒトはいないほど有名なマイクです。

ドラムを録る時は、D112やC451(マイク名)が定番とされ、どこのレコーディングスタジオにも置いてあるマイクです。

その中でも現行販売品という枠の中で特筆すべきマイク、C414

アコースティックギターエレキギターアンプ、その他 篠笛篳篥なんかの和楽器を含め、バンジョーマンドリンのような民族楽器、ヴァイオリンクラリネットマリンバシロフォンなどのオーケストラ系、果てはボンゴコンガ、ドラムだったらスネアドラムハイハット、オーバーヘッド(金物)系etcetc…

本当に、本当に何から何にまで使われてきた、最強のオールマイティマイク。

の、廉価版 C214を紹介します。



右のDEMOを見ていただければ全てを察して頂けると思います。

C214は、先ほども熱く語った、C414の廉価版マイクです。

機能の差と致しましては、C414と比べ、指向性の変更,PAD,ローカットの選択が出来なくなっています。

大きな違いではありますが、その代わりと言いますか、違いがそれだけなんです。

同口径のダイアフラム、というかそもそも一緒のダイアフラムが搭載されていて、価格はほぼ半分。

音としては、お上品なHigh。 山田はAKGの音と呼んでます。

伸びやかで、煌びやかで、女性の張った高音なんて録った時はもうこれ以上にないくらいエモいですねぇ…。(エモいって便利な言葉だなぁ。)

中高域にも癖があり、譜割りが細かで子音のたちあがりに重きを置いてる音楽(HIPHOPとか)にはとても合いますね。

音の立ち上がりをとても敏感に録ってくれ、太鼓系なんてまさにそのキャラクターを買っての採用だなぁ、と思います。

AKG / C214 (サウンドハウス)






【AUDIO TECHNICA】 AT4040 (¥32,780 税込)






ただいま。 Audio Technicaのエントリーミドル級コンデンサーマイク。

前述のC214と比べて、ちょっとまったりした音になります。

山田の所感としては、笛系のレコーディングにすっごく良さそうな気がします。

目立ちはしませんが、今まで紹介したマイク達の中で最もメロウなキャラクター。

またDEMOを参考に。

本当に見事な中域。高域はあまり出さず、しっかりと元から出ている人間本来の中域を上手に扱うマイクなイメージです。

息多めな女性ボーカルのバラードミックスボイスを多用する男性ボーカルなんかにはドストライクなマイクだと思います。

前回の記事で紹介したAT2020とはまた別シリーズのマイクですが、共通してあまりキャラクター性が見えないのはやはり日本製の特徴なのか・・・?

よく言えば自然な音だと思います。 音響効果の収録に使いたい。

色をつけるマイクではなく、しっかりとしたベース(中低域のイメージ)からクオリティを底上げしてくれているマイクだと思います。

地味に地味に着実に、世界のホームユースマイクのスタンダードを塗り替えて行ってるのはすごいと思う。 海外のシンガーの方の動画によく出演しているのを見ます。

AUDIO TECHNICA / AT4040 (サウンドハウス)






【80,000円以下】


ついに来ました! 80,000円ゾーン!

プロか、音楽をメインとして動いてるアマチュアか、趣味が高じたスネ夫くらいしか興味を示さないし、恐らくもう人類の半分の人にはオーバースペックなマイクだと思います。

この価格帯にて紹介するマイクは1つ!!

正直ほぼ決め打ちで一本でした。 紹介する以外のマイクも素晴らしいクオリティではあります。 が、もうほぼ、ただのこだわりみたいなものです。

エントリーマイクじゃない、という声も聞こえてくる気がします。山田もそう思います。






【AKG】 C414 XLS (¥59,356 税込)






一個前のC214の上位Verです。

語れることは語ってしまった…。 文章書くの下手くそか…。

ちなみに、今回紹介するのは“C414 XLS”です。

マイナーチェンジモデルとして、当マイクより新しい“C414 XLⅡ”というモデルもありますが、これは見事に8万円を超えます

基本的に、搭載されている機能も変わりはしませんが、音は変わってます。

音においては、良くなったor悪くなったという評価はとてもナンセンスだと思っていて、個人の好き嫌いが多くを占めますし、まず誰がそれを決めるんだ、と。

なので山田は”アップデート”とは言えないなぁ、とは思います。

S/N比ハウジングの堅牢性の向上なら分かりやすいんですけどね…。

山田のDEMOを拝聴した所感としては、当バージョン(XLS)より、新バージョン(XLⅡ)の方が高音が出てますね。チリッとしてるイメージです。

C214でも言いましたが、やはり特徴のある高音ですね…。

うっすいアルミ箔をピンと張ったみたいな特徴的なあんちくしょう。

マイクの構造として、”金”を”アルミ”に置き換えてるだけなので至極当たり前な感想です…笑

楽器を収録した音を聞けば分かって頂けるかと思いますが、やはり立ち上がりが早い。

「自然な音を収録」という名目に置くならば、立ち上がりが早ければそれに越したことはないので、言うなれば「良くこの価格帯で出せたなぁ」とつくづく思わされます。

山田が実際に使ったことのあるC414が、”C414 EB”というモデルなので、とても新鮮に感じました…!

C414EBはキラッキラな音だったので、どうしても好きになれず、AKGのマイク自体を敬遠してたのですが、当記事を書いて一気に印象が変わりました!

オーストリアで丁寧に作られているこの超超定番マイク、持っていたら本当に間違いないので、オススメです!

AKG / C414 XLS (サウンドハウス)






さて、今回はここまで!

¥100,000以上のマイク特集も一応ありますが、これは皆様が見たいのか…。

というわけで、アンケートを取りたく存じます!

Webの海からココを見つけてくれた方も、LINE@から来てくれている常連さんも、是非是非ご意見を頂けたら幸いです!

それでは、また会える日まで!!

writer / Shigeru Yamada(Wize Sound)