作品を作る上で、作曲や編曲を行う上で、原因と結果の組み合わせをどのくらい知っているかはかなり重要なこととなります。

例えば、

・どのように音を積むとどのように鳴るか

・このパラメータをこう変えると、音がどう変わるか

・このコードの流れだとどういう雰囲気の響きになるか

などなど

つまり、「実際にやる作業」と、それによって「得られる結果」の結びつきを知っていくことが大事になっていきます。

これがなく、例えばどのような結果になるかわからないけどやり方(原因)だけ知ってるという場合は、何かしらの結果を求めてそのイメージに合うものを作るのは難しくなります。

逆に、完成形としての結果だけを知っていても、その結果にたどり着くまでにどういう過程が必要なのかを理解していなくてはそれを作ることはできません。

この原因と結果の蓄積、というのは基本的に色々なことを自分で試していくことにより積み上げていくことができます。

原因(方法)だけ、結果(完成品)だけだとうまく作りたいものを作れないことも多くありますが、もちろん手を動かすにも限界はあるので、ある程度どちらか片方ずつだけの知識だけでも増やしていくのも必要になります。

原因(方法)の積み上げ、というのは音楽理論の暗記や、ツールのマニュアルを読むことだったり、さまざまな方法論を調べていくことで可能です。

結果(完成像)の積み上げとしては、とにかく既存の作品を大量に聞くというのが有効です。

どちらか片方だけでも、ないよりはあったほうがいいですが、重要になってくるのが上の2つが自分の頭の中で繋がるようにしていくことです。

既存の作品に触れるだけでは、作り方がわからなかったりするので、原因と結果のセットを作っていくのが難しかったりします。

ですが、「その結果をどう導出するか」ということを試行錯誤していくことで

「こうやったらこうなる」という原因と結果を蓄積していくことができます。

トライ&エラーで言う場合、エラーはたくさん知っておくとあとあと応用が効きやすくなります。

一発でうまくやれなくても、回り道が力になります。

とにかく試行錯誤を重ねることで、自分の中の原因と結果のセットを増やしていきましょう。

それを積み重ねることで、作品を作る際に完成形と手順のイメージがしっかりと繋がり、高い精度で物が作れるようになっていくと思います。

矢川信二 / Wize Sound