アクトワン音楽部のコンポーザー、アレンジャーの矢川です。

今回は midiキーボードをなぜ使うのか?

というお話をしようと思います。

midiキーボードは、DTMの作業効率を上げるために実はかなり重要なアイテムです。 といってもDTMにはさまざまな機材があり、PCやスマホさえあればできるっちゃできるのでとくに始めたての方や楽器が苦手な方はmidiキーボードの導入を後回しにしちゃいがちだと思います。

なので、そういう方にmidiキーボードの便利さを伝えたいなーというのがこの記事の目的です。

例えば、

 

midiキーボードを使うことで、midiのリアルタイム入力をすることができます! 演奏を記録することが簡単にできます!

  

みたいなのは正しいのですが、ある程度楽器が弾ける人向けのお話ですね。

あと自分の場合は単純に重いプロジェクトで制作するため遅延が大きく、リアルタイム入力はあまりうまく機能しなかったり……。

 

midiキーボードには他にも大きな役割があります。それは 「音源の音色の確認」 です。 これはもうシンセのプリセットの音の確認から、ドラム音源のそれぞれのキットの音の確認から、サンプラー音源の確認からもう全ての音の確認に通じる話です。

考えてみましょう。膨大なプリセットからどうやって目当ての音を探すか。 音色を選ぶときは 1.音色を変える 2.音を確認する を繰り返し、合わないと感じたらまた次の音色を確認していきます。 この 2.音を確認する という行程でどうするかというと、キーボードがない場合はソフトシンセのGUIによくある下の鍵盤をマウスで押すか、DAWのmidi画面を開いてmidiを入力することになります。   これ、midiキーボードだとキーを押すだけです。

 

しかもmidiキーボードだと簡単なフレーズを鳴らしてみて、ある程度その楽器らしい演奏をするとどうなるか、みたいなことを試すのも簡単です。 和音の響きも簡単に確認できます。

 

つまるところ、midiキーボードを用いることで、音色の確認の効率がめっちゃ上がります。 これはもう目に見えて変わります。

この目的でmidiキーボードを導入する場合、選ぶものはとにかく安いものでいいです。 midiキーボードは価格のばらつきが大きく、高いものは高くてタッチも素晴らしく高級感があります。 逆に安いものはペラッペラで鍵盤数も25とかしかなかったりします。

もちろん ピアノのフレーズをリアルタイムで録音したい、 などの目的の場合midiキーボードは鍵盤数が多いものの方がいいですが、音色確認の場合は1番安いもので何も問題が発生しません。むしろ大きいmidiキーボードは持ち運びづらいしPCと同じデスクに載せるのもサイズの関係で厳しかったりすることもあるため鍵盤数が少ない方が有利な可能性まであります。

 

とはいえ、音色の確認の効率はmidiキーボードがあるかないかで段違いですから、安いのでいいので、音色の確認のためにmidiキーボードを用意するのがかなりおすすめです。

ちなみに自分は両手でピアノ的なフレーズが一応鳴らせるくらいは欲しいなーということで49鍵のmidiキーボードを基本に使っていたりします。 ご参考までに。  

 

まとめ

・midiキーボードがあると音色の確認の効率がめっちゃ上がる

・音色の確認用のmidiキーボードは安くて鍵盤数の少ないもので問題ない  

 

Writer / 矢川 信二(Wize Sound)