音楽部矢川です。

今日は作曲や編曲での展開の考え方についてお話ししようかと思います。

展開を作る上で、変化というものが重要になってきます。

ここで言う変化にはいくつか種類があり、メロディーの変化、リズムの変化、調の変化、全体の音像の変化などなどいろいろあります。

今いくつか挙げましたが、これらは絡み合っており、あんまり厳密には分けられません。

リズムを変えたら全体の音像や雰囲気も変わったりするわけで。

 

そして、変化を作っていく上で重要になっていくのは、
ある時点でなにか対照的なものに移っていくということです。

淡い色合いが移り変わるようななめらかな変化も美しいものですが、
わかりづらいので今回の話では一度除外しましょう。
なめらかな変化はループミュージック系のジャンルに多いです。

 

変化を作る上では何かしら「反対の要素」に移すというのを意識しましょう。
この反対の要素というのは、イメージ的なもので例えるならば、


「赤」の反対だから次は「青」みたいなもの、でもいいですし、
「色」の反対だから次は「透明」や「暗闇」みたいに、厳密に反対でなくても反対っぽい雰囲気だったらなんでもよかったりします。

曲のある部分で8ビートからリズムを16ビートに切り替えるなど。
別に8と16に反対もなにもないですが、こんな感じです。


これを取り入れた作曲というのはどんな感じになるか。

あらかじめ作りたいサビに合わせ、Bメロで反対の要素を織り込んでみます。

サビが明るくハッピーな感じなら、Bメロは少し物憂げな感じにしてみたり。

さらにBメロとの対比で、Aメロは明るめにしてみたり。

こういうのはわりと王道のアレンジですね。

曲の明るさは全体で一貫したいみたいなこともあるかもしれません。

その場合はサビが細かい譜割りでまくしたてるようなものなら、Bメロは穏やかにゆっくりのメロディーにする。などでも対比が作れます。

 

対比はどの要素で作ってもいいです。リズムも反対になり、明るいものも暗くなる、みたいに複数を絡めた対比だと派手な変化になりますね。

そのジャンルっぽさや目指したい曲の雰囲気に合わせ、変えてもいいところを大きく変化させていくことにより、まとまりつつ、かつ面白いものが作れるようになると思います。

皆さんも是非お試しください。

 

Writer / 矢川信二 (Wize Sound)